今日は何の日?
2月24日は「鉄道ストの日」です。
鉄道ストに関する雑学をいくつかご紹介します。
1. 日本初の鉄道ストは1900年
日本で初めての鉄道ストライキは 1900年(明治33年) に発生しました。日本鉄道会社の機関士や火夫(機関車の助手)が待遇改善や賃上げを求めてストを実施しましたが、当時の労働環境では労働組合の力が弱く、会社側の厳しい対応によって多くの労働者が解雇されてしまいました。
2. 世界最長の鉄道ストはアメリカで28年続いた
アメリカの「フロリダ・イースト・コースト鉄道」では、1963年から1991年まで、実に28年間 にわたるストライキが続きました。これは世界最長の鉄道ストとされています。労働条件や賃金をめぐる争いが原因でしたが、会社側はストライキに対抗するために代替労働者を雇い、運行を続けたため、結果的にストが長期化しました。
3. フランスの鉄道ストは「文化」
フランスでは鉄道ストライキが頻繁に発生し、「フランスでは鉄道ストがない方が珍しい」 とまで言われるほどです。特にフランス国鉄(SNCF)のストは有名で、年に何度も行われることがあります。フランスの労働者はストライキを労働者の権利として強く主張する文化があり、政府の政策や改革への抗議としてストが活用されることも多いです。
4. イギリスでは「ストをしないスト」もある
イギリスでは完全に運行を止めるのではなく、「Go Slow(スローダウンスト)」 という方法がとられることがあります。これは、意図的に列車の速度を落として運行し、ダイヤの乱れを引き起こすというものです。運行自体は続いているため、給与のカットを受けるリスクが低いというメリットがあり、労働者にとっては有効な戦略とされています。
5. 日本の「順法闘争」はストの代わり?
日本では鉄道ストライキがほとんど行われませんが、その代わりに 「順法闘争」 という戦術が使われることがあります。これは すべての業務を規則どおりに厳格に行うことで、業務の遅れを引き起こす 方法です。例えば、「制限速度を厳守する」「点検作業を過剰に実施する」などの手段を取ることで、結果的に運行の遅延が発生し、会社にプレッシャーをかけることができます。
6. ストをしない鉄道会社も存在する
日本ではストライキが少ないことで有名ですが、特に JR東海は創業以来、一度もストを行ったことがありません。これは労使関係において話し合いを重視する文化が根付いているためとされています。ストライキに頼らず、交渉で問題を解決しようとする姿勢が特徴的です。
鉄道ストライキは国や文化によって考え方や手法が異なり、とても興味深いですね!
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