テレビ視聴率のおもしろい世界 - 数字の向こう側にある物語
①史上最高視聴率の記録
1963年12月15日に放送されたTBS『大相撲 初場所』で記録された66.8%という数字は、日本のテレビ史上最高の視聴率として今でも破られていません。この時は大鵬と柏戸による「三つ巴の一番」が放送されました。
②視聴率測定の仕組み
ビデオリサーチ社が約900世帯の「ピープルメーター」というテレビ視聴計測機を使って測定しています。これらのサンプル世帯のデータから、全国の視聴傾向を推計する仕組みです。
③プライムタイムの変化
かつては夜8時台が「ゴールデンタイム」と呼ばれる最も視聴率が取れる時間帯でしたが、近年は生活様式の変化により、夜9時台にピークが移っています。
④アニメと視聴率
アニメ作品の中で最も高い視聴率を記録したのは『サザエさん』です。1979年には39.4%を記録しました。現在でも日曜夜の定番番組として人気を保っています。
⑤視聴率と広告費
1%の視聴率は、関東地区で約17万世帯が視聴していることを意味します。このデータは、テレビCMの広告料金設定に大きく影響しています。
⑥新しい測定方法
従来のテレビ視聴率に加えて、録画視聴やタイムシフト視聴なども含めた「総合視聴率」という新しい指標も導入されています。これにより、より正確な視聴動向の把握が可能になってきました。
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